Mojo Mojo フェーズⅡ

ライフワークとしてのペットシッター(4-1)

ライフワークとしてのペットシッター 

コロナがもたらした転機

数年前から私の頭をよぎっていたこと。

それは、ペットシッター業を
ライフワークにできるか

ということでした。

このことを考え始めたのには
理由があります。

ひとつは、私の年齢。

30代半ばで開業して再来年には
20年を迎えようとしています。

ほとんど脇目もふらず、ひたすら
前進してきてもうすぐ丸18年。
あっという間でした。

さすがに体力勝負の仕事でもあり
いつまでこの仕事を続けられるの
だろうと考えるようになっていました。

もう一つは経済的なことです。

体力と共に引き受けられる仕事量が
減ってくることは想像できるので、
この点を、どうしたものかと。

これらについて真剣に考えていたか
といわれると、実はそうではなく、
ふと頭をよぎる程度だったので、
立ち止まってちゃんと考えるという
ことは先送りにしていました。

ところが、このことについて
逃れようもないほどに真剣に
向き合わなければならない
タイミングが訪れたのです。

そうです。
新型コロナウイルス感染症による
半ば強制的な営業停止状態です。

ペットシッター業は、観光・旅行業と
需要が一致するため、人々が外出を
控えてしまうと、見事なまでに
影響を受けてしまいます。

当初は、この感染症の正体がなかなか
つかめず、心配や不安ばかりが
先行してしまい、現状を受け止めて
じっくり将来について考えることは
あの時の私にとっては結構難しく、
リアリティを感じづらい状況でした。

それほど全く予想もしない、
想定外すぎる出来事だったのです。

変化を突き付けられ、巡る思考

そんな中、世の中の動向を見つつ、
焦りから何もしない訳にもいかず、
その時の私にできる現場業務以外の
サービスを考え出してリリースしました。

それから緊急事態宣言が何度か
発令され、その度に正面から影響を
受けて繰り返し翻弄されていく内に

こんな堂々巡りをいつまでも
続けていてはいけない!

不本意な状態で世の中に流されて
ばかりの自分は好きになれないし、
許容しがたい!という想いが
だんだん強くなってきました。

一度思い切って仕事をストップして
自分自身を根本から見つめ直そう、
そして仕事のこと、私の未来のことを
じっくり考えようと。

そう決めたのが、遅まきながら
今年の冬が終わろうとする頃
だったのです。

コロナが始まってから一年たとうと
していました。

世の中の変化への対応は早い方がいい
ということは頭では分かっていたの
ですが、実際のところ、私の気持ちが
それを拒んでいたのです。

変化への抵抗なのかもしれません。

ペットシッター業務においては
臨機応変さを得意としていると
自負していたつもりでしたが、

「自分の今後」

という大きなテーマを前に
もうこれ以上、先延ばしできない
ギリギリのところまで引っ張って
しまっていたのです。

自分でも気づかない間にいろんな面で
ダメージを受けていたのかもしれません。

ペットシッター業はこれからも必要とされるのか?

求めてくださる方は必ずいる!

この先、世の中は大きく変わっていく
に違いないという予感を抱きつつ、

そうだとするなら、私はその中で
何に軸を置いて進んでいくかという
ことを考えるに当たって、

ペットシッターという職業が今後
世の中に必要とされるかどうか

という点についてできるだけ
客観的に考えてみました。

私が出した答えは「YES!」です。

ペットシッターはこれからも
存在した方がいい!

求めてくださるお客様は必ずいると。

なぜなら、
娯楽が著しく制限されたとしても
「人には外出しなければならない
事情がある」と、このコロナ禍の
一年余りで分かったからです。

例え旅行や出張に行けなくても、
お客様の家庭の用事や、お客様自身の
ご入院等で家を空けなければならない
こともあり、決して楽しい出来事では
ないのですが、留守にしなければ
ならない事情はあります。

実際、コロナ禍で頂いたご依頼は
そういうケースがほとんどでした。

こんな時にこそ、ペットシッターは
お役に立つべきではないだろうか。
そんなことを感じました。

また、人の逞しさというべきか
緊急事態宣言が解除されると同時に
「今だ、それ行け!」とばかりに
予約が増え、お客様方が旅行などに
出かけられる様子を見るにつけ、

「人って逞しいし、頼もしい」
「この逞しさがあれば日本は大丈夫!」

なんてことも感じたのです。

“外出=ストレス発散”
という面も確かにあるでしょうが、
人間の奥底にあるエネルギーのような
ものをこの時感じたのでした。

一度体験した便利さは手放しがたい

また、ペットシッターの利用の
メリットを体験した飼い主の方々に
とって、留守中に自宅以外の場所に
預けるという選択肢はなかなか取り
づらいのも事実なのです。

ペットにとって自宅は、
いってみれば心地良く快適な宮殿!?
のようなもので、安心して過ごせる
場所なのです。

このメリットを手放すのは難しいはず。

何故なら、複数の猫を飼っている私も
そう思うからです。

一度便利さを体験すると別の方法は
選択肢に上がってきづらいのです。

ライフワークとしてのペットシッター 4-2へつづく

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