Mojo Mojo フェーズⅡ

ライフワークとしてのペットシッター(4-2)

ペット産業の動向から見たペットシッター業

”質” を重視するようになっているペット業界

ペット産業という大きな枠組みで
考えた場合、ペット業界は私の肌感覚
ですが、ここ20年程で急激に「質」を
追求するようになってきたと
感じています。

単に空腹を満たす食べ物ではなく、
身体に良い良質な食べ物を選ぶように
なり、その種類の増え方や参入業者の
増加は驚異的であり、

どこにでもある動物病院ではなく、
飼い主目線、動物目線の治療を心がけ
尚且つ、人間並みの高度な獣医療を
求める傾向と、それを裏付ける
専門医の増加。

また人間同様、動物の自然治癒力に
着目した心身に優しいケアの方法を
教える人と、支持する人の増加。

他にもペットとの同居を前提とした家
づくりや、ペットホテルのあり様も
昔と比べると「質」が重視されるように
なってきています。

サプリメントの数や品質もニーズを
細かく反映したものが続々と発売され、
飼い主さんの要求に応える形での
変化がいろんなところで見てとれます。

ニッチであるからこその強味

ペットシッターはペット業界の中でも
更にニッチな職業ではありますが、
ペットと飼い主さん双方が求める“質”
に応えることのできる仕事だと私は
考えました。

もう一つ加えるなら、
ペットシッターは、獣医さんやペット
ショップ、ホテル、トリマーさんなどの
他の業種と比べると、格段に飼い主さん
との関係性が深くなるため、
一度信頼関係を築くことができれば
そう簡単にはご縁が切れないという
特徴もあります。
(もちろん、提供するサービスと
シッターの人柄に大きく左右されます)

ペットシッター歴18年という年月をステージ別に分けて考察

創業期→成長期→安定(成熟)期のサイクル

“ペットシッターがライフワークに
なり得るか”


ということを考える内に、
私のこれまでの歩みを客観的に
ふり返ってみようと思い立ちました。

ライフワークとする以上、
やはり自分自身、満足感を得たい
という思いと、それによって、
何かしら人様の役に立ちたいという
考えも湧いてくるものです。

そんな要素をこれまでの私の経験の
中に見出せるか、、、。

この18年をステージで分けると
大きくは以下の3つになります。

創業期:開業から5年目頃

やる気と勢いに満ちた
スタートダッシュの期間

この時に大切だったのは
「私にはきっとできる!」
という想いだけだった
ように思います。

成長期:開業5年目から15年頃

仕事が軌道に乗ってひたすら
まい進。
業務の要領と効率を身に付け、

何を優先して大事にすべきか、
自分の中で整理できるように
なった期間。

一番忙しくさせて頂いていた
時期です。予約件数が多く、
限られた時間の中で、お客様と
動物達に何が一番必要で、
どこにポイントを置いて
仕事をすべきか、質を
落とさず満足して頂くには?
と常に考えながら仕事をして
いました。
  
この時期には頭であれこれ
段取りを考えなくても、
現場に行くと自然と身体が
動きだすという感覚も
体験しています。

この時点で経験したお世話の
総数は3万件を超えています。

スタッフに仕事を教える時、
無意識で 自然とやっている
動きが多く、現場実習が
終わる頃には喋りすぎて
喉が痛くなったほどです。
(^-^;

成熟・安定期:16年目以降

ペットシッター業の全体像を
把握でき、より質を求める
方向へとシフトしはじめた
期間

この時期、あまりの忙しさから
料金の値上げに踏み切った
ことにより、少し時間的余裕が
持てたため、仕事に対する
考え方の優先順位が変わりました。

以前は、
①動物 ②飼い主さん ③その背景全般
今は、
①飼い主さん ②動物 ③その背景全般

となっていて、順位というより
循環しているイメージに変化
しています。

これは、動物達を軽視するという
ことではなく、動物達が健やかに
過ごすためには、飼い主さんの
考え方や存在そのものが何より
大事だということに気が付いた
からです。

現在の私は3ステージ目の成熟期に
いることになるのですが、コロナは
そんな私に
「安定に浸りきっている場合じゃ
ないんじゃないの?」と、
お尻を叩く役割を果たしてくれた
のです。

衰退?それとも再び成長期へ?

「現状維持=衰退」
とよくいわれていますが、
やはり私も例外なくこの定説の中に
飲み込まれているんだなと思わざるを
得ませんでした。

ライフワークとして考えた場合、
山あり谷ありで、あまりにも刺激が
多すぎると途中で疲れ果ててしまう
可能性もありますが、

そうはいっても、人生100年時代、
これから先の数十年間の人生がずっと
『凪(なぎ)』ばかりだと退屈です。

今はシッター開業18年目で安定期に
いたとしても、安定期の中でさらに
また“創業期→成長期→安定期”の
サイクルがあるはずなのです。

これまでの経験があるからこそ
取り組める何かを生み出していく、

これを私のライフワークにすれば
よいのでは?
と思うようになりました。

ペットシッターをライフワークに 4-3へつづく

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