Mojo Mojo フェーズⅡ

ライフワークとしてのペットシッター

ライフワークとしてのペットシッター 

コロナがもたらした転機

数年前から私の頭をよぎっていたこと。

それは、ペットシッター業を
ライフワークにできるか

ということでした。

このことを考え始めたのには
理由があります。

ひとつは、私の年齢。

30代半ばで開業して2023年には
20年を迎えようとしています。

ほとんど脇目もふらず、
ひたすら前進してきて18年。
本当にあっという間でした。

体力勝負の仕事でもあり、さすがに
いつまでこの仕事を続けられるかな
と考えるようになっていました。

もう一つは経済的なことです。

体力と共に引き受けられる仕事量が
減ってくることは想像できるので、
この点を、どうしたものかと。

これらについて真剣に考えていたか
といわれると、実はそうではなく、
ふと頭をよぎる程度だったので、
立ち止まってちゃんと考えるという
ことは先送りにしていました。

ところが、このことについて
逃れようもないほどに真剣に
向き合わなければならない
タイミングが訪れたのです。

そうです。
新型コロナウイルス感染症による
半ば強制的な営業休止状態です。

ペットシッター業は観光・旅行業と
需要が一致するため、人々が外出を
控えてしまうと、見事なまでに
影響を受けてしまいます。

当初は、感染症の正体がなかなか
つかめず、心配や不安ばかりが
先行してしまい、現状を受け止めて
じっくり将来について考えることは
あの時の私にとっては難しく、
リアリティを感じづらかったのです。

それほど全く予想もしない、
想定外すぎる出来事でした。

変化を突き付けられ、巡る思考

そんな中、世の中の動向を見つつ、
焦りから何もしない訳にもいかず、
その時の私にできる現場業務以外の
サービスを考え出してリリース
しました。

それから緊急事態宣言が何度か
発令され、その度に真正面から
影響を受けて、繰り返し
翻弄されていく内に

こんな堂々巡りをいつまでも
続けていてはいけない!

不本意な状態で世の中に流されて
ばかりの自分は好きになれないし、
許容しがたい!という想いが
だんだん強くなってきました。

一度思い切って仕事をストップして
自分自身を根本から見つめ直そう、
そして仕事のこと、私の未来の
ことをじっくり考えようと。

そう決めたのが、遅まきながら
2021年になり冬が終わろうと
する頃だったのです。

コロナが始まってから一年たとうと
していました。

世の中の変化への対応は早い方が
いいということは頭では分かって
いたのですが、実際のところ、私の
気持ちがそれを拒んでいたのです。

変化への抵抗なのかもしれません。
現状をキープする方が簡単ですから。

ペットシッター業務においては
臨機応変さを得意としていると
自負していたつもりでしたが、

「自分の今後」

という大きなテーマを前に
もうこれ以上、先延ばしできない
ギリギリのところまで引っ張って
しまっていたのです。

自分でも気づかない間に
いろんな面でダメージを受けて
いたのかもしれません。

ペットシッター業はこれからも必要とされるのか?

求めてくださる方は必ずいる!

この先、世の中は大きく変わっていく
に違いないという予感を抱きつつ、

そうだとするなら、私はその中で
何に軸を置いて進んでいくかという
ことを考えるに当たって、

ペットシッターという職業が今後
世の中に必要とされるかどうか

という点について、できるだけ
客観的に考えてみました。

私が出した答えは「YES!」です。

ペットシッターはこれからも
存在した方がいい!

求めてくださるお客様は必ずいると。

なぜなら、
娯楽が著しく制限されたとしても
「人には外出しなければならない
事情がある」と、このコロナ禍の
一年余りで分かったからです。

例え旅行や出張に行けなくても、
お客様の家庭の用事や、入院等で
家を空けなければならない場合
もあり、決して楽しい出来事では
ないのですが、留守にしなければ
ならない事情はあります。

実際、コロナ禍で頂いたご依頼は
そういうケースが殆んどでした。

こんな時こそ、ペットシッターは
役に立つべきではないだろうか。

そんなことを感じました。

また、人の逞しさというのか
緊急事態宣言が解除されると同時に
「今だ、それ行け!」とばかりに
予約が増え、お客様方が旅行などに
出かけられる様子を見るにつけ、

人って逞しいし、頼もしい
この逞しさがあれば日本は大丈夫!


なんてことも感じたのです。

“外出=ストレス発散”
という面もあるでしょうが、
人の奥底にあるエネルギーのような
ものをこの時感じたのでした。

一度体験した便利さは手放しがたい

また、ペットシッターの利用の
メリットを体験した飼い主の
方々にとって、
留守中に自宅以外の場所に預ける
という選択肢はなかなか
とりづらいのも事実なのです。

ペットにとって自宅は、いわば
心地良く快適な宮殿!?のような
もので、安心して過ごせる場所
なのです。

このメリットを手放すのは難しいはず。

一度便利さを体験すると別の方法は
選択肢に上がってきづらいのです。

だとするなら、この仕事をもっと
追及していっても良いのでは?

ペットシッターとしてイメージ
される一般的なサービスの他に
私ならではの視点で経験を
活かした何かが提供できるのでは?

そう考えるようになりました。

しばらく道は険しいはず。でも進もう!

昭和のちょうど半ば生まれの
私ですが、実は、バブル崩壊の
影響も実感を伴って感じたことも
なければ、リーマンショックの
影響も、よその次元での出来事?
かのように、まるで感じたことが
ありませんでした。

ですが、コロナに限っては
身を置く業界が旅行観光業と
需要を同じくすることから、
まともに煽りを受けてしまい、
私にとっては、今までに経験
したことのないつまづき

だったのです。

この間、いろんなことを考え
ましたが、改めて、これまでの
価値観を一掃する覚悟が必要
だと痛感しました。

誤解を恐れず書くなら、
「全体」ではなく「個」を
優先すること。

「個」の幸せを追求した先に真の
「全体」の幸せがあるのでは?

そんな考え方に変わったのです。
きっと私の年齢もあるでしょう。

自分の外側に成長や幸せがある
外側に合わせて自分を
変えなければならない

という社会の暗黙の空気感に
違和感を覚えるようにも
なりました。

昭和や平成の価値観
“成長や成功を目指してなんぼ!”
”ライバルに打ち勝て!”

ここからの卒業です。

本音をいうと、疲れていました。
とても。

令和の幕開けはどんてもない
スタートになりましたが、
多くの人が気付きはじめている
ように、これは何かの啓示なの
だろうと思います。

だとするなら、随分時間は
かかってしまったけれども、
初心に帰って、若かった頃の
私とはまた違った世界観で
ペットシッターという仕事に
改めて取り組んでみよう!

そんな思いになりました。

どこかの誰かのために
私の仕事を通してお役に立てる
のであれば、やはりそれが

一番の遣り甲斐であって
歓びなのですから。(^.^)

災い転じて福となす!

の精神でこれからも
ペットシッター業に
取り組んでいきます。


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