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2021年11月23日コラボイベント開催報告

腸内フローラをもっと知ろう「人とペットに欠かせない微生物と菌のこと」

というテーマで去る11月23日にコラボイベントを開催しました。

イベントの開催からかなり日が経ってしまってからのご報告になりましたが、(ペットシッターたるもの、やはり現場業務が最優先なので(;’∀’))
リアル会場、オンラインの同時開催で約30名の方々にご参加頂きました。

ご参加頂いた皆さんは、ペットの飼い主さんだったり、腸活をはじめとした健康に関心の高い方々で、会場を包む雰囲気から、ある種のプロ感!?を漂わせている方が多かったように思います。←私の勝手な感想です。(笑)

イベント終了後、たくさんの方にお声がけ頂き、その後個別にお会いさせて頂く機会もあってとても有意義で貴重な機会になりました。

人前でお話する機会はかなり久しぶりで緊張もしましたが、やはり頂いたお話は臆せずお受けすると次に思わぬ展開が待っていることを実感できた機会でもありました。チャレンジは大事ですね。(^_-)-☆

本セミナーのポイント

このイベントの内容は、全てのペットの飼い主さんに知って頂きたい情報が満載ですので、ここではご報告という形で簡単にポイントをお伝えしたいと思います。

まず、私たちを取り巻いている「菌」と「微生物」のこと。
次に、画期的な検査方法である次世代シーケンシング。これによって、口の中や腸内細菌の分布が分かります。
そして、これらをペットのいる暮らしにどう活用していけばよいのかということについて書かせて頂きます。

中村弥和先生のお話「菌は全ての根源」 

中村先生は、菌とはどういう存在で、私達にどんな影響を与えているのかということを、データや実例などを織り交ぜて面白おかしく話してくださいました。

中村先生は、あのビル・ゲイツ氏にもインタビューをしたことがあるという、元アナウンサーで異色のキャリアの持ち主です。

お話はとても興味深かく、私達は考えている以上に、菌と微生物に囲まれ、その恩恵を大いに受けて今を生きているということに気付かされました。

中村先生は本当に菌と微生物を愛していらっしゃって「菌さま♥♥」的視点で今のお仕事に取り組んでいらっしゃいます。
それは、人や動物の健康に留まらず、土壌の改善など広範囲に及びます。

話しは飛躍しますが、地球規模で「菌」と「微生物」の重要性と必要性を認識されているのでスケールが大きいのです。
一方で、私たちの日常においても、「菌」は欠かせないものでもありますので、様々な切り口で「菌さま♥♥」のお話をしてくださいました。

昨年来のコロナ禍でウイルスや菌は「除菌」「滅菌」「殺菌」の対象となって邪魔者扱いされていますが、行き過ぎたこれらの行為に対する警鐘も鳴らしていらっしゃいます。

当然、菌や微生物との関りは我々人間だけでなく、動物達にも同じことがいえます。

菌や微生物と一番関連が深いのは私達の「腸」です。

腸のケアは身体を整えるだけでなく、健全なメンタルを保つためにも重要なのです。心と身体は密接に繋がっているということを感じさせてもらえる内容でした。

中村先生の「菌」のお話にご興味がある方は、毎週金曜日の夜に開催されるインスタライブで「菌」にまつわる色んなお話をしてくださいますので、そちらにご招待いたします。

ぜひ聞いてみたい!という方はMojo Mojoまでご連絡ください。もちろん、無料です。

草野社長のお話「菌検査の必要性と将来性・ペットの菌検査」

皆さんは次世代シーケンサー解析をご存知でしょうか?

私の知識レベルでは詳しいご説明はできないのですが、(^-^;
この画期的な解析方法を用いることによって、人間の医療の分野でこれまで分からなかったことが急速に解明されつつあり、病気治療においても成果をあげつつあるとのこと。

今回イベントに関連する部分では、腸内や口内の細菌叢がこの解析(次世代シーケンシング)を用いることによって、簡単に分かってしまう画期的な方法であるということ。

そしてこの解析によって、腸内フローラの状態が分かるので、個々の腸内フローラの状態に応じた食事などのアドバイスができるようになっているということ。

この検査によって大腸ガンの早期発見にもつながっているとか。医療の分野から大注目されている期待値大の検査方法なのです。

詳しく知りたい方は「次世代シーケンシング」で検索されるとたくさん情報が出てきますのでお調べくださいね。←結構、難解です。(^-^;

「ペットの口腔内の菌検査について」

最近は動物病院でも、ワンちゃん、猫ちゃんの口のケアについて検査や治療をよく勧められますし、ネットやペットショップでも口腔ケアのサプリメントは山のように陳列してありますし、宣伝・広告がうたれていますよね。
それだけ、口のケアは大切だということです。

ペットの口腔内にいる菌検査は今のところワンちゃんだけ可能だそうです。
ご関心をお持ちの方はMojo Mojoまでご連絡ください。
または、こちらのサイトから検査キットを購入できますので、よろしればご覧ください。

「口(の不調)は災いのもと?口腔内細菌がとんでもない悪さを、、、。」

ここで私のお客様のワンちゃんに起きた出来事をご紹介します。
口の中にいる細菌が身体に与える影響についての実例です。

ある高齢のワンちゃん(15歳・Mシュナウザー)が下痢が続き、食欲も落ちて衰弱していく一方だったそうです。
かかりつけの病院で診てもらっても原因が分からず、一度全身麻酔をしてあらゆる検査をしましょうと勧められました。

おそらく、このかかりつけの動物病院ではワンちゃんの内臓に何か問題があるのでは?と疑われたのではないかと思います。

飼い主さんはワンちゃんの体力や年齢、体調を考えて迷います。お散歩仲間にこのことを相談したところ、セカンドオピニオンを求めることを進められ、違う動物病院で診てもらうことに。

2軒目の獣医さんは長らく続く下痢と食欲不振の原因について、ワンちゃんを診察してすぐに分かったそうです。


“口内細菌が悪さをしていると。”

実際、このワンちゃんの歯石とりをしたところ、ワンちゃんは徐々に状態がよくなり、今ではすっかり元気になって、以前のようにお散歩もし、ごはんもモリモリ食べられるようになっています。

こんな風に、口の中の細菌が歯茎の血管から侵入し、全身を巡って体調不良を引き起こすというケースもあるのです。

人も動物も腸のケアも大事ですが、口のケアもとっても大事なんですね~。

ペットシッターから見たペットを取り巻く環境

最後に私が下記のことについてお話をさせて頂いたのですが、これらについては本ブログもかなり長文になりましたので、また別の機会に形を変えて書かせて頂きます。

・犬と猫の三大死因と腸との関係
・ペットの病気や動物病院との関わり方
・脳と腸をキレイなお花畑にするには
・飼い主とペットの関係性
・魅せられてしまったサプリメント「フルボ酸・フミン酸」

本イベントのコラボ先紹介

ボカスパさん(酵素風呂サロン)…今回のイベントを企画し取りまとめてくださいました。私のお客様でもあります。
http://boka-spa.com/

Refloraさん…コラボセミナーでお話頂いた中村先生が代表をされています。
https://re-flora.co.jp/

瑞輝科学生物株式会社さん…次世代シーケンサー解析を用いて腸内・口腔内の菌・フローラ検査をされています。
http://www.mizuki-bio.co.jp/

まとめ

ペットシッターを開業して20年という区切りの時期が近くなってきました。

これまでは、ひたすら現場で私に与えられた役割に取り組んできましたが、コロナ禍で思いがけず立ち止まる機会を与えられて、私が進むべき道と方向性を必然的に考えさせられました。

振り返るとたくさんの飼い主さんや動物たちと出会い、多くのことを
経験させてもらいました。

今まで私にとって点の積み上げでしかないように思えた一つ一つの経験が一つの線で繋がり、独自の着眼点のようなものをいつの間にか持てるようになったのではないかと思っています。

今後もペットシッターという切り口で、飼い主の皆さんに役立てて頂ける情報を発信していきたいと思っています。

お伝えしたいことはまだまだたくさんあるのです。(^.^)

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