ペットと暮らしている皆さんは、愛するペットの健康や幸せを願い、食事や生活環境に気を配っていると思います。

でも、実はそれ以上に大切なものがあるとしたら、どう感じるでしょうか。

私はペットシッターとして23年間活動し、これまでに約5万回のペットケアを経験してきました。

その中で、飼い主の「在り方」や「心の状態」がペットに大きな影響を与えていることを、何度も目の当たりにしてきました。

これは私個人の見解であり、科学的に証明されたものではありません。
それでも、現場で繰り返し見てきたことなので、今回は私が大切だと考えている「3つの優先順位」について書いてみます。

ペットの健康と幸せの鍵は「飼い主の意識」にある

飼い主の在り方や心の状態が最も大切

ペットは飼い主の感情を敏感に感じ取ります。

飼い主がストレスを抱えていると、ペットも落ち着かなくなったり、体調を崩しやすくなったりします。

飼い主の表情や声、接し方、家の空気感などは、ペットにも何らかの形で伝わっているように感じます。

逆に、飼い主が穏やかで愛情に満ちた状態で接すると、ペットも安心してリラックスできます。

私が長年の経験で感じたのは、「飼い主が纏っている雰囲気や心の状態が、ペットの心身に大きく影響している」ということです。

つまり、ペットの健康を考えるなら、まずは飼い主自身が心の状態を整えることが何よりも重要だと私は考えています。

生活環境も大切な要素

次に大切なのは、ペットが暮らす環境です。

清潔さや安全性だけでなく、家の中の「雰囲気」にも目を向けることが重要だと感じています。

例えば、

  • いつも穏やかで安心できる雰囲気の家
  • 飼い主の愛情が感じられる空間
  • 適度な日当たりや換気

これらが整っていると、ペットもリラックスしやすくなります。

逆に、常に騒がしくストレスの多い環境では、ペットも落ち着かなくなります。

食べ物は「どんな気持ちで与えるか」が重要

食事はペットの健康を支える大切な要素ですが、単に「栄養バランスが良いかどうか」だけでなく、「飼い主がどんな気持ちで与えるか」も影響を与えると感じています。

例えば、同じ食べ物でも、

  • 「このフードは大丈夫かな…」と不安な気持ちで与える
  • 「このごはんが、この子の体に良い影響を与えてくれる」と感謝して与える

この違いが、ペットの受け取り方に影響することがあります。

「楽しく食べる食事」と「ストレスを感じながら食べる食事」では、消化や吸収が違うと言われますが、ペットも同じなのかもしれません。

人に例えるなら、こういうことです

人間でも、イライラしながら作った食事と、鼻歌を歌いながらリラックスして作った食事とでは、食卓の空気感や食べたときの満足感が全く違ってきますよね。

「味の数値的な違い」というよりも、その空間に漂う「気(エネルギーや雰囲気)」や、受け取る側の心地よさが根本から変わってきます。

言葉を持たない動物(ペット)たちは、私たちが発する言葉の裏にある「感情」や「空気感」を、五感や本能で驚くほど敏感にキャッチしています。

だからこそ、飼い主さんがホッと肩の力を抜いて穏やかでいること自体が、ペットにとって何よりの安心材料になり、健康やコンディションにも良い循環を生み出してくれるのだと思います。

すべてはつながっている

多くの人は、ペットの病気や不調を「食事の問題」「環境の問題」として個別に考えがちですが、実際にはすべてがつながっていると私は感じています。

飼い主の心の状態 → 生活環境 → 食べ物 → ペットの健康


この流れを意識することで、より調和のとれた暮らしができるようになるのではないかと思います。

この順位は食事を軽んじているということではありません。
食事はもちろん大切です。

ただ、その食事を選び、与える人の状態もまた、同じくらい大切なのではないかということです。
食事に乗せる氣(エネルギー)も大切だということです。

ペットの健康や幸せを願うなら、まずは飼い主である私たち自身の在り方を見直し、心を整えることから始めてみませんか。

意識を変えることで見えてきたこと

このことに気付いたのは、自分自身の経験からでした。

病気のことばかり気にかけている時期は次々とトラブルが重なり、逆に落ち着いて過ごせている時期はペット達も安定している。

そう感じることが何度もありました。

(この経験の詳細は「愛犬、愛猫が飼い主の人格の影響を受けるその理由とは?」の記事に書いています)

自分が発しているもの、纏っているものが、目の前の現実に現れる。
私にはそう思えるのです。

これを変えるには、意識の持ち方、使い方がポイントになると感じています。

これはメンタル面に限ったことではなく、日々の暮らしの中の様々な場面にも当てはまるのではないかと思っています。

飼い主さんの思考パターンや在り方が、動物達に影響を与えているとしたら。。。


愛しい動物達に、心身ともに健やかに過ごしてほしいというのは、飼い主共通の願いだと思います。

それを叶える手がかりの一つとして、「すべてはつながっている」という視点を持ってみることをお勧めしたいのです。

これは私自身の20年以上の現場経験から得た、あくまで個人的な見解です。

それでも、この視点を持つようになってから、ペット達との向き合い方が少し楽になったように感じています。

今後も、様々な視点でペットと飼い主の関係について発信していきたいと思います。

ABOUT ME
西山 早苗
約12年間の会社員経験を経て、2003年に福岡市東区にてペットシッターMojo Mojoを開業。気づけば、地域で最も長く続くペットシッターの一つになりました。 23年間のシッター業務、保護活動、そしてトータル30匹を超える飼い猫たちとの日常を通して感じたこと——看取りや介護、動物たちの心身の健康、飼い主さんとの関わりで気づきを得ました。 長年の現場経験をベースに、時代の変化も取り入れながら、飼い主の皆さまのお役に立てるよう日々取り組んでいます。