ペットシッターをめざす人へ

本業スタート?それとも、まずは副業からはじめる?

ここ数年、国や大手企業が副業を勧める流れになってきていますね。時代も変わったなぁと思います。国や企業だけでなく、もっと高い次元でこれからの日本は「個」の時代になっていくのだろうと思います。

「個」というとネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、ここでの「個」はポジティブな意味で書いています。個人がそれぞれの自由裁量で好きなことをやって自分を表現し、それを仕事にして収入を得ていく時代になっていくということです。自由というと耳障りがいいのですが、ハードル高いなーと思う方もいるかもしれませんね。でも時代はもう進み始めています。

今回はペットシッターを始めるに当たって本業がいいのか、それとも副業がいいのかということがテーマです。

結論からいいますと(私は回りくどいのが苦手なのです(苦笑))もちろん、本業として取り組む方が早く結果に繋がります。とはいえ、開業直後から仕事が入るはずはありませんので、私がいいたいのは”意識”のことです。

意識って見えませんよね?でも意識って不思議なほどお客様に伝わるのです。私達は無自覚の内に意識というエネルギーを放っていて、相手はそれをほぼほぼ正確にキャッチしているのです。怪しいですか?でもこれホントです。(いずれ別の機会に”意識”については書いてみようと思います)

ペットシッターという職業は一度利用して頂くと浮気されにくいという特徴があります。それはまず飼い主さんのご自宅の鍵をお預かりするので、あまりコロコロと業者を変えたくないという思いがお客様に働くということと、もう一つはペットのことを考えると、お世話係を頻繁に変えることはストレスになるだろうと飼い主さんが思われるからです。どちらかというと後者の思いの方が強い気がします。大事なペットのことが何より優先するのです。

これは立場を変えるとイメージできますね?自分が利用する側だったら業者を変えることに積極的にはなれないはずですし「×日はお受けできますが、△日はお受けできません」と返事をする業者を次も利用したいとは余程のことがない限り思わないからです。お客様の心情や考えをイメージするのは仕事の全場面においてとても大事なことです。肝心な時に役に立てるか?これが信頼獲得の王道でもあります。

もうひとつ別の理由としては、しっかりと本業マインドを持っていないと徐々に気持ちが萎えてしまって、軌道に乗せていく!というモチベーションが無意識の内に薄く弱くなっていくということもあります。

開業に当たって貯金をして万全の状態で営業活動も含めスタートできるという人は別ですが、アルバイトなどと掛け持ちしていると体の疲労も溜まっていきますし、慌ただしい現実が日常になってしまって開業動機が萎んでいくのです。これもまた無意識の内に仕事の端々に滲み出てしまって、勘の鋭いお客様には見抜かれるかもしれません。というか、見抜かれます。

「私が利用する側だったら?」

この視点は仕事の全場面で求められます。ペットシッター業に関わらず、世の中の仕事とはこういうものですよね?副業だからといってそんなことはお客様には全く関係のないことです。

ですから仕事を軌道に乗せていくためにも本業マインドは欠かせないものだと私は思っています。これはお客様のためというより、本当にやりたいことを実現させると決意した自分のためでもあるのです。

本業にこだわるからには自分の生活を支えるお金についてもしっかり考えなくてはなりません。このブログを通して私が感じて頂きたいと思っていることのひとつに「リアリティー」があります。お金のこと、営業活動のこと、リアルなペットシッターの裏側をこれからも綴っていきます。

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