このブログではペットの健康管理法についても書いていきます。
飼い犬や飼い猫が病気になってしまったらそれを治すのは獣医さんだと思っていませんか?
もちろん、動物病院で診てもらうのは大前提です。でも難しい病気や慢性病になればなるほど自宅でのケアもペットの健康維持に大いに貢献しますし、欠かせないものになります。
ですから飼い主さんの意識や役割が重要になってくるのです。
私がこれまで看取ってきた飼い猫は23匹。
慢性腎不全や糖尿病、胆石になった子もいれば、FIP疑いの子、いきなり血小板が少なくなって輸血した子、鼻腔に腫瘍ができた子、中皮腫になった子、扁平上皮癌、脾臓破裂に三臓器炎、他にも重度の口内炎、甲状腺機能亢進症の子もいましたし、それはもう様々な経験をしてきました。
その都度、動物病院にかかり、その時に私がやってあげられる最善のことをしてきたつもりでしたが、今思えば決定的なものが足りなかったと思っています。
それは自宅でのケアです。ケアといっても病院で処方される薬を飲ませたり、皮下点滴をしたりということではありません。
一般的に動物病院での治療は悪くなったパーツに焦点を当ててそこを重点的にケアしていくというものです。
ですから、抗生物質や抗炎症剤など症状を抑えるものが多く処方されます。
軽い病気で、尚且つ治療を受ける動物達に体力や免疫力があればこれだけで充分治癒します。
ですが、病気が複雑だったり慢性病だったりすると、これらは対症療法でしかなく、肝心の身体全体を援護するケアが行われないことになるのです。
ということはつまり、徐々に元気も免疫力も衰えていくということになってしまうのです。
今思えば私は飼い猫達にやってあげられることはたくさんありました。でも当時の私にはそのノウハウや十分な知識、そして違う観点から飼い猫達の病気を視てみるという発想がなかったのです。
そんな私の後悔や亡くなっていった飼い猫達への償いと多くの経験をさせてくれたことへの感謝と還元の意味も込めてこのこのブログを綴っていきたいと思っています。
これは生理学からそれぞれの身体の器官の特徴を踏まえて考えた自宅ケアの方法です。
もちろんこれのみが正解だというつもりはありません。もっと詳しく診るなら東洋医学の視点で考察することもできます。
ただ、私はまだそこは勉強の途中なので公開するほどの力量がありません。(よろしければこれを見てくださった方からのご指摘なども頂ければと思っています。そうすることでより良いケアの方法を思いつくかもしれず、また皆さんのペット達のケアにも役立てて頂けるかもしれないからです)
とはいえ、現時点の知識のみであっても身体に負担をかけず、少しでも症状を緩和し、快方に向かわせる方法を飼い主さんにお伝えし、サポートできるのではないかと思っています。
またこんな風に接点を持たせて頂くことで飼い主さんの意識が変わり、日常のケアや健康管理に目を向けて頂くキッカケになるのではないかとも思っています。
獣医さんのアドバイスももらった上で、それにプラスする形で
『難しくなく、かかる手間もできるだけ簡素化した、無理なく日常的に続けられる病院での治療を補完するケア』
これを一飼い主として、また長年たくさんの動物達のお世話をさせて頂いてきたペットシッターとして磨いていきます!