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年末年始はペットシッターが予約できない!繁忙期はこの探し方がお勧めです!

年末年始やお盆休み、ゴールデンウィーク、その他の大型連休はペットシッターやペットホテル業は早くから予約が入り、直前になると予約がほぼ取れない状態になります。

実際、2003年から福岡市内でペットシッターをしている弊店では早い時は繁忙期の2か月前には予約がいっぱいになり、その後はキャンセル待ちか、ご依頼をお断りせざるを得ない事態になります。

そんな時期、何とかしてペットのお世話をしてくれる人を探す方法をお教えします。いわばちょっとした裏技です。

具体的なペットシッター、ペットホテルの探し方

まず、ちょっとだけややこしい話をします。

押さえて頂きたいポイントは正規の業者かどうかということ。タクシーに例えるなら白タクか正規業者かの見分け方ということです。
大事なペット、信頼できる人に託したいですよね?

正規の業者かどうかを確認する方法

私たち、動物と関わる仕事をする業者は「動物の愛護及び管理に関する法律」により、営利目的で動物の取り扱いを行う場合、第一種動物取扱業として登録をする必要があります。

したがって、営業をする地域の自治体の動物管理センター(地域によって名称は異なります)に申請登録し「動物取扱責任者」を必ず一人置かなくてはなりません。

流れとしては、下記の通りです。

【開業前】※登録申請→施設立ち入り調査→登録証交付→営業開始

【開業後】※定期立ち入り・動物取扱責任者研修受講 → 登録更新申請

登録するには一定の基準と、上記のような審査もあり、定期的に立ち入りのチェックもありますので、誰でも好き勝手にペット関連の仕事ができる訳ではないのです。

どんなペット関連業者があなたの住む街で営業をしているのか、それはホームページで確認することができます。

福岡市の場合は、動物愛護管理センターのホームページ内に次のようなリストが掲載されています。

https://www.wannyan.city.fukuoka.lg.jp/yokanet/animalhandling/animalhandling_posts/index

ここに店名のない業者は、然るべき登録をしていないということです。

Webサイトへの表示義務もあるんです

また、ペット関連業者は第一種動物取扱業として行政登録していることをホームページ上に表示することが義務付けられていいて、店舗がある場合は店舗に、店舗を持たない私たちペットシッターはWeb上に『動物取扱業標識』というものを掲載しなくてはならないのです。

このことは普通の飼い主さんはあまりご存知ないのではないかと思います。

こんな風に↓

行政にちゃんと登録をして、営業許可を得ていることを自社ホームページ上に表示している。
ここまでが最低ラインになります。

狙い目はここ!

利用の需要の高まる年末年始やお盆休みなどのシーズン前、開業年数の長いペットシッターほど固定のお客様(リピーターさん)がすでにいるため、早くから予約枠が埋まってしまうことはよくあることです。早ければ数か月前に予約がいっぱいということも珍しいことではありません。

そんな中、ペットシッターやホテルを探す方法として、開業間もない業者をピックアップして問い合わせるという方法があります。

理由は簡単で、固定客がまだ少ないので、需要の高まるシーズンでもスケジュールに余裕がある可能性が高いからです。実際、私も開業して2年目頃までは余裕がありました。

でも、利用する飼い主さんの立場としてはここでムクムクと心配が湧いてきますよね。「経験が浅そうだけど、うちの子を任せて大丈夫なのかな?」と。

100%大丈夫です!ということは言えませんが、考え方によっては、忙しそうなペットシッターやホテルにお願いするよりも、メリットはあるのです。

開業間もないシッターさんをお勧めする理由その1.

開業したばかりで、やる気に満ちている。
お客様やペット達を大切にしようとする感覚・感性がピカピカ。

開業間もないシッターさんをお勧めする理由その2.

比較的予約件数が少ないので一軒あたりのお世話に時間をかけられる。
開業したての頃は良い意味で仕事に不慣れなので、必然的に取り組み方が慎重かつ丁寧になる。

繁忙期のペットシッターは、通常期の数倍の予約を抱えることになるため、時間に追い立てられるようにサービスエリア内を走り回って仕事をしています。実際、普段よりもお世話に時間をかけられないのが実情です。

そんな状況下で、一軒一軒確実にお世話をする必要がありますので、凄まじい緊張感をもって仕事をしているのです。(;’∀’)

その点、開業間もないペットシッターの場合、余裕があります。ここはお留守番をするペット達にとっては大きなメリットといえるのではないでしょうか?

ペットシッターを選ぶ際のチェックポイント

動物取扱業の登録をしていて、開業年数の浅いペットシッターにターゲットを絞り、ある程度目星を付けたあと、気にかけてほしいポイントとしては次のことです。

ホームページを見てみる

今時、ホームページを持たないペットシッターはいないと思います。
ホームページには、作り方やデザイン性、掲載している情報など、代表者の人となりが図らずもにじみ出ていますので、イメージを掴む上で確認しましょう。

初見でピン!とくる場合もあれば、直観的に「ここはやめておこう」と思うこともあるはずです。
そこは、飼い主さんの直感に従った方が良い出会いに繋がるかもしれません。直感って、結構大事なのです。

代表者プロフィールの確認

ペットホテルと違い、ペットシッターはお客様のご自宅の合鍵をお預かりしてペット達のお世話をさせて頂く「信用第一」の仕事ですので、いかにして信用して頂くかということに心を砕き、そのための情報を掲載しています。

プロフィール欄にはペットシッターをはじめるに至った経緯や、これまでの職歴などを掲載して人間性や仕事に対する考え方を伝える努力をしているはずです。ここをチェックしてください。

店舗を必要としない職業であるペットシッターにとって、ホームページは欠かせない営業ツールでもありますので、それなりに力を注いで作っているはずです。

チェックする際は、ホームページにお金をかけているかどうかという視点ではなく、この仕事に想いを込めているかどうかという視点で見ていかれると良いのではないかと思います。

動物に関する知識や経験よりも大事なポイント

利用者である飼い主さんにとって、動物に関することに詳しいペットシッターであることに越したことはないのは当然だと思いますが、ペットシッター側の視点でアドバイスをさせて頂くとするなら、そのことよりも大事だなと思うことがあります。

それは、一般常識、社会通念のセンスです。

他人の家に入らせて頂くことへの認識、合鍵を預かっているということや、大事なペットのお世話をさせて頂いているということに対する責任感です。

私たちペットシッターの本分は「ペットのお世話の代行」ですので、飼い主さんとの関係が深くなった場合や、よほど緊急性がない限り、ペット達のしつけや健康状態についてご相談を頂くことは稀です。

ですので、ペットシッターは動物に関する詳しい知識はある程度持っておく必要はあるのですが、それ以前に、目の前の仕事を確実に行い、飼い主さんに満足して頂くということが最優先事項なのです。
他の仕事とベースにあることは同じなのです。

ということで、マニアック?なペットシッターよりも、社会人として常識的なセンスをもつペットシッターを選んだ方が、結果として満足度は高いのではないかと思っています。

文章や話し方から人となりをチェック

依頼したいペットシッターを選んだその先は、ペットシッターに限ったことではありませんが、獣医さんと同様、飼い主さんとの相性が大事なポイントになってきます。

相性といっても、その判断の根拠となるものは飼い主さんによって様々ですので個別にやり取りをして頂くことになります。

人によっては、優しそうな人を選ぶ場合もありますし、しっかりした人を好む方もいます。
或いは動物に詳しい人、家から近い人、等々、選択の基準はいろいろあることでしょう。

これらは問い合わせをして返ってくる返事の内容や文章の書き方、電話でやり取りをする場合は話し方、声のトーン、言葉の選び方など、ペットシッターだからということではなく、飼い主さんの感覚で決めていくことになります。


事前の電話やメールでのやり取りののち、最終的には打ち合わせの場で顔合わせをして頂くことになるのですが、人は見た目が9割とよくいわれていますが、実際に会った上で、直接会話をして決めて頂きます。

私は「打ち合わせの後にお断りして頂いても構いません」とお客様にはお伝えしていますので、『ダメダこりゃ』と感じられた場合は、その後に断わられることもアリだと思っていますし、そういうことも起こり得ると受け止めています。(滅多にないことですが)

ここはペットシッターによってまちまちだと思いますが、べらぼうなキャンセル料を請求されることはまずなく、請求されたとしても打ち合わせの際の交通費程度かなと思いますので、「やっぱムリーー。」と思われた場合は、お世話を任せるペット達のことも考えて頂いた上で、遠慮なく断ってください。
その方がお互いのためになるはずですから。(^_-)-☆

まとめ

年末年始の繁忙期を控えて、日々ご予約の問い合わせが入るため、何かしら飼い主さんにとって役立つ情報の提供ができないものかと思い、この記事を書かせて頂きました。

切羽詰まった状況でペットシッターを探すとなると、いろんなことを妥協しなければならないこともあるかもしれませんので、「失敗した~」という結果にならないために、ペットシッターを選ぶ際に、最低限頭に置いて頂きたいポイントをまとめました。

このことは、普段ペットシッターやホテルを選ぶ際にも活用して頂けると思います。

皆さんのペット達が安心してお留守番できることを願っています。

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