「いい加減」がちょうどいいペットとの暮らし方

最近、猫の解説動画やSNSでの発信がたくさんありますよね。
勉強になるものも多い。

でも見ているうちに、
「こうしないといけないのかな?」
と、少し力が入ってしまう方もいるかもしれません。

うちの猫は――
動画通りに動きません(笑)

まぁ、自由です。

私は基本「放置」スタイル

寄ってくれば相手をします。
でもそれはお互い様。

私が「吸いつきたいっ!」と思っても、
彼らの気分が乗らなければ完全スルー。
それもまた、尊重です。

ごはんも最終形態は置き餌。
(1日1回交換・お皿は必ず洗います)

時間に縛られすぎない関係。

猫歴が長くなるほど、
良い意味で“いい加減”になる飼い主さんは多い気がします。

大事にするって、
全部管理することでも、
不安を先回りして埋めることでもなくて、

ちゃんと見て、
必要なときに手を出すこと。

力まないこと。
決めつけないこと。

でも――
的は外さないでくださいね。
放置にもレベルがありますから(笑)

命は無機物ではありません。
コントロールする対象ではなく、
関係を育てる存在です。

猫だけでなく、犬だって同じ。
十人十色、十猫十色、十犬十色。

カテゴリーで理解はできても、
実際は本当に個性の塊です。

犬っぽい猫もいるし、
猫っぽい犬もいる。
何なら、宇宙猫、宇宙犬と分類してもいいくらい(笑)


ちなみに置き餌は、合理的でもあります。

体重比で見ると、犬は胃袋が大きく、比較的一度にある程度の量を食べられますが、
猫は構造的に少量頻回が理想

置き餌にしておくと、
彼らのペースで食べられる。

決して手抜きではありません(笑)

自動給餌機を使うなら、
猫の場合は1日2回ではなく、4~6回に分けるのも一つの方法です。

……と書くと、
「じゃあ犬は1日1~2回でいいんだ」と解釈する人がいる。
ここが少し厄介。

回数は目安。
でも個体差があります。

だからこそ、
飼い主さんの観察と、その子に合わせたすり合わせが大事になります。

いい感じの「いい加減」

そこを目指すと、
ペット達の個性がより際立って、
暮らしがぐっと楽しくなるかもしれません。

「病気にしたくない」ではなく、
「健やかに過ごしてほしい」。

言葉遊びではなく、
意識の向けどころの違いです。

私にも猫初心者の時代がありました。
試行錯誤の末に、
この“いい加減”に落ち着きました。

もしも私が、
過干渉で、度を越えて心配性で、
超管理気質の飼い主の家の猫だったら――

本気で脱走を企てると思います(笑)

そしてスルリと家を出て、
ゆるそうな家を物色し、
猫アンテナがピンと立っている人を見つけ、
ちょっと気の毒な猫を演じて
しれっとその家の飼い猫の座に収まるでしょう。

意外と猫も犬も、飼い主をよく見ています

話ができないから分かっていない、
と思っているのは人間側だけかもしれませんね。